UPDATAのCIデザインの設計からWebデザインに落とし込むまで

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2020/11/10

皆さん、こんにちは。福岡のデザインファームである株式会社gaz(https://gaz.design/)では、web・UI/UX・DTPなど幅広い分野のデザインを手掛けております。

この度、株式会社UPDATA様のロゴ及びコーポレートサイトの制作をさせていただいたので、そちらの制作過程やこだわりなどを紐解いていこうと思います。クライアントワークの流れなど、少しでもデザイナーの皆さんの参考になると嬉しいです。

株式会社UPDATA(以下:UPDATA)(https://updata.tech/)はデータとテクノロジーを使って不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する不動産DXソリューションカンパニーです。

ダイヤモンドメディアからUPDATAへの社名・体制変更に伴い、ロゴやコーポレートサイトも一新したいということで、今回のご依頼を受けました。

新体制となったUPDATAのアイデンティティをデザインに反映していくことが非常に重要なポイントとなるので、gazとUPDATAの間での共通認識をしっかりと合わせるべく「ロゴ → コーポレートサイト」のフローで制作を進めることにしました。

ロゴの方向性やロゴで与えたい印象などについてヒアリングを行い、それらとUPDATAのミッション・ビジョン・バリューを絡めながらロゴの制作をスタート。

Slackにてコミュニケーションしつつ、初稿で3案。2稿でさらに3案を共有しました。

ここまでのやり取りを通じて、 ・テクノロジー、データドリブン、先端的などのイメージを強く表現する ・新しいコーポレート・ミッションを具体的に表現する などの制作に向けた方向性は双方で共有できていると感じました。

しかし、シェイピングに関しては、先方がしっくりとくる形がまだ見いだせていませんでした。

現状出ている案の中からベースとなるものを選んでロゴを制作を進めるということもできますが、、、

gazもUPDATAも理想のロゴへの解像度がまだ低い部分があると考え、改めてオンラインMTGをセッティングしました。そこでは、Pinterestやdribbbleを画面共有しながら、イメージに近いロゴのシェイプを壁打ちしました。

それを元に、gazの方で再度案出し。

いきなり作り込むのではなく、手書きのラフでの共有にさせていただき、多めに30案ほど制作をしました。(実際に、共有した手書きラフがこちらです🔽)

このラフを元に、近いものを選定・ブラッシュアップを重ねていきます。

そして、完成したロゴがこちら🔽

株式会社UPDATAの「データで人類をアップデートする」というミッションに基づた設計で、

螺旋や矢印をモチーフに、グラデーションと組み合わせることで、人類や世界や組織をアップデートすること・スピード感・先進的であることを表現したロゴになっています。

ロゴに引き続き、コーポレートサイト制作を行いました。ロゴの製作時に、細部まですり合わせができていた為、コーポレートサイトの制作は非常にスムーズに進行できました。

本サイトのゴール: ・UPDATAがどういった会社でどんな事業をしているのかを正確に伝えること ・お問い合わせをしてもらうこと

世界観・トンマナ: ・DXを推進する事業であるため、先端的なイメージが伝わるようなメリハリのあるトンマナ ・装飾を使いすぎず、シンプルに ・ロゴでも斜め上矢印でアップデートを表現していたので、サイトにも斜め上で切るような背景を用いる

のように設定して制作を進めていきました。

こちらが完成したサイトデザインです。

https://updata.tech/ 

今回の制作するに当たって定めたルールは、デザインレギュレーションとしてfigmaへまとめ先方にも共有しました。今後新たにページを増やす場合や、資料や名刺などその他のデザインも同じトンマナで制作を行っていただけるからです。(実際に共有させていただいたレギュレーションが以下🔽)

今回の制作で一番肝になったのは、コミュニケーションだなと感じました。

ロゴのシェイピングで先方の納得行くものが制作できなかったときに、zoomで再度すり合わせを行ったり・手書きのラフを30案制作したりしているうちに、ロゴで目指すべき方向性が具体的になったのはもちろんのこと、先方との間に信頼感が生まれ、その後のやり取りを非常にスムーズに行うことができました。

コーポレートリニューアルに合わせ、ロゴ〜コーポレートまでの一新で責任は重大でしたが、ミッションをデザインへ反映させることのできる楽しいプロジェクトでした。

gazは、これからのお仕事でも「想いを可視化」できるよう、引き続きあらゆる分野でのデザインに努めてまいります。